アクセスカウンタ

プロフィール

ブログ名
ユーネシア
ブログ紹介
はじめまして。  ユーネシアです。  今まで生きてきていろいろ経験してきたので、それらを題材にして皆様に楽しみを贈れればと思います。  とりあえずは短編小説と音楽で紹介していきたいと思います。
 ちなみに矢印のF.B.C.のFはファンタジー、 Bはビハインド Cはカルテャーです。      たとえでいうと小説は突き詰めていくと非現実になる。 なんていうところなんですが、ちょっと表現下手でしたかね。  次はもう少しうまい説明をさせていただきます。  今は早瀬ちからさんに小説をお願いしています。 以後どうぞよろしくお願いいたします。  
zoom RSS

短編小説  幸せの正体   3話 (全3話)

2018/09/18 16:05
【by/F.B.C.info】




こんにちは、ライターの 早瀬 ちから です。 老人は何かに気づいたようですね。 どうやら訳がありそうで、どんな展開になるのでしょうか。


 【 幸せの正体 V 】 (全V)



 仕事帰り、駅のバス停に向う人達。 

 その中に「あー 」 老人が若い女性を見付けて

話しかけた。   知り合いなのだろうか、1、2分

話してその後女性はペコッとお辞儀をしてバスに

乗り込んでいった。  


 屋台に戻った老人といつものように何気ない顔で

仕込みをするおでん屋のおやじ。  宵はしだいに

深まり、老人はそばを過ぎゆく人と時を受けれて

いく。 今夜は何を見て過ごすのだろうか。   


 それから数日後、「やあ、今晩は」 2人の屋台

にあの男が訪れた。  やけに表情が明るい。

「ほう、何かいい事でもあったんですか」 ……



  

 同じくして男の家では親子が。  娘が話す

「お父さん、前にホームの点字ブロックの上に

人が荷物置いてたのを、あとから目の不自由な

人が来るのを見て、危険だと感じて、それを

怒って荷物どかして、ひと騒動起こして、

で今回もまた学生達が同じことしてて」

  「あの人不器用だから、、」   

 ……んー、  母さんわかってる。   

「それでまた、うちの人は普段のストレス

たまってるからね」   



 ……人として失ってはいけないものを持ち続け

 ている。 か、……  
   
 


 
 明るい男の加わった屋台。

「いやぁー、娘がね。 わかってるよ、口下手

なんだからって」    「はぁー」

 「私がちょっとした事を起こしましてね、

まあ、お恥ずかしい事なんですが。 

 でその訳が分かっていたみたいで」  

「ほう、それはそれは、 娘さんがねー。 

どんなことか知りませんが、父親にとっては

それは嬉しい事のようですな」

 次回からは置いた荷物について丁寧に説明

している男の姿を想像して、老人はにったりと

口元を緩ませた。


「これ、私からの」おやっさんが2人におでんを、

「おー、これはこれは」 ならばと「1杯のんで」

  と、老人からおやっさんへのおごり 

「じゃあ、いただきますか」

 
 今夜は梅雨の合間のからっと晴れた空。

  「乾杯。」

  3人のコップの合わさる乾いた音が

 駅前の広場に響き渡った。





   【完】






【案内役のユーネシアです。 ちょっと心温まるドラマでしたね。 日本の無口で不器用なお父さん、まだ健在ですよ。 さて次回は 早瀬 ちから さんがキワドいファンタジーを書いてくださるそうです。乞うご期待を】
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


短編小説  幸せの正体   2話 (全3話)

2018/09/13 18:14
【by/F.B.C.info】




こんにちは ライターの 早瀬 ちから です。 晩年の男とまだ働き盛りの男が駅前の屋台で出会いました。。 このあとなにかが起こりそうですね。



 
   【 幸せの正体 U 】 (全V)




  その日の夕刻も、駅前にはおでん屋のおやじ

と老人。   この構図はいつもと変わらない。 

 ほかに客はいない屋台、 外はもちこたえられ

なくなった梅雨雲がしずくを落とし始めていた。


 ふと老人が横を向いた。 駅の方が騒がしい。

 見ると男がホームの荷物をけちらしている。

 それを見て持ち主なのだろう、4、5人の学生が

「おーい、おー、」と叫んでいる。 男はすべて

のバックを蹴散し終えるとそのまま過ぎ去ろうと

したが、学生達が掴みかかった。

 男は抵抗したがそれは多勢に無勢、振り回され

て上着は引き剥がされそうになり無残な姿。

 まわりの人達はなにが起こったのか、

  とても不利な喧嘩だと。 でも誰一人、手は

出さない。  関わりたくないというのが本音。

 散らかったバックは今にもホームから落ち

そうになり、騒ぎの主でさえもそうなりかね

ない事態。   でも男はボロボロにされても

ながらも逃げ行く姿勢は貫いている。

 学生達は怒りが収まらないようで、襟首を掴み

パンチも入れ始めた。このままだと男は病院送り

になる。

 

 ようやく駆けつけた2人の駅員が中に入り

騒ぎを静めて、バックを片付けて全員を

事務室に連れていった。


 


 一部始終を見終えた老人とおやじは元に戻り、

 「冷めちゃたでしょう」 とおやじは

カウンターの具をかえてくれた。   

 降り出した雨は強さを増して周りの

アスファルトを叩き始めていた。



 小一時間経っただろうか、 駅の階段を3人が

降りてきた。 

 こちらに歩いて来るとそれは奥さんらしき

人と娘だろうか、そしてその2人に連れられて

破れた上着を押さえて、

うつむきながら歩いてくる男が。

  暴れていた男だな。   すると老人が 

「あー、あの」先日ここで一緒に飲んだ男と

気付いた。  近づいてくると、 

「あんた、またこんなこと、 いい大人が、」 

と妻に言われながら、前回の愚痴る勢いの

見る影無く落ち込んで、老人の前を、

雨に追われながら過ぎて行った。


「んー」老人が突然うなった。 何か思い当たる

節が、 「また、って」  そうだ、今分かった。 

 この前も同じような騒ぎがあって遠くからだった

から分からなかったがおそらくあの男だ。  

「あー、あの時も」 

 老人の様子をおやじがみつめる。 

「ふぅーん、 うーん、 後ろから…… 」

  

 どうやら何かの筋がつながったのだろうか。       





次回へ続く

記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


短編小説  幸せの正体   1話 (全3話)

2018/09/07 13:49
【by/F.B.C.info】




こんにちは、ライターの 早瀬 ちから です。今回はぐっと変わってしっとりしたドラマタッチの物語です。


 【 幸せの正体 T 】 (全V)




 「コン」 上までいっばいに注がれた冷酒の

コップがカウンターに小気味よく置かれた。  

夕方の駅前広場。  提灯が灯り始めたおでん

屋台。   そこにもう先客が、 ひとりの

老人がゆっくりと夜景を楽しんでいた。

  といっても目の前には電灯の付いたホーム、

到着した電車から帰宅の途につく会社員たち。

そんな姿を趣きのあるものを見るように、その

老人は簡素な椅子に座り、時間を友だちにおでん

をつまんでいた。


  
 季節は梅雨前の曇り空、ふくらんだ綿の

まぶたからこぼれてきた湿った風がのれんを

時折揺らす。    「コツ、コツ、コツ」 

 靴音がとまり  「いいかい、おやっさん」

「へい、どうぞ」   1日の疲れをグレーの

スーツに折り込んだ中年のサラリーマンがいす

に腰をおとす。  「冷で、」  トクトクトク

 「ヘイ、お待ち」  注がれた酒が傾き、喉を

通り腹を熱くし、心をいやす。

 「お疲れさんですな」  老人が声をかけた。

「は、これが憩いのひとときですよ」  

「家の晩酌もお有りなんでしょ」  「いやぁ、

家内は居ますが飲むときは手酌ですよ」

「んー」  「結婚当時はお帰りなさいの笑顔、

さあ上着脱いじゃって。  それじゃ真っ直ぐ

帰るでしょ」  「んー」  「話す事も山ほど

ありましたよ」  「んーんー」  「今じゃ

不満顔で、 おかず冷蔵庫に入っているから。

そしてとっとと自分の部屋へ、 どうせ見る

テレビ違うでしょ。 みたいな」  「ほうー」

「まあ、そうなんだけれど」   男はコップを

手にしてつまらな顔で酒を流し込む。

「誕生日だって結婚記念日だってプレゼントは

忘れない、 妻方の親にも事あるごとに顔を出す」

「ほほうー」  「ふん、 休みの日の会話なん

て、 何何さんちは娘さんの進路相談、学校に

塾にお父さんが率先して…… うちは、あんた

子供に関心がないものねー、だって」 「うーん」

「な訳ないじゃないですか。 娘の事はいろいろ

考えてますよ、こっちだって全然行かない訳じゃ

ない。 だけど毎回はねー、 疲れがたまって

体休めないとね。 週明けに、仕事に差し障り

が出ちゃね」


 
 「ヘイ、お待ち」    飴色の汁によく煮込

まれたタコが湯気を上げてカウンターに上がる。

 それを箸で摘みながら男の愚痴は続いた。
 
 
「その娘だってね、 私が遅く帰って顔合わすと

また飲んでるみたいな軽蔑の目でみて、 

ま、酒ははいってますよ。でもね、こっちだって

 仕事のコミュニケーションの為にですよ。   

 まだわからないのかなぁ、あの年だと。

それでもね、普段いろいろやってあげてる

 つもりですよ。

日曜の塾の送り迎いだっていつも私がして

あげてるんですよ。  

 でもね、とにかくショックだったのは

 この前娘の友だちが遊びに来たとき、私を

見せないように自分が盾になって通すし」 

「ほうー」

「こんな可愛かったんですよ」  と言って

  幼少の娘の写真を見せた。  

「こんなにちっちゃい弟を皆が可愛がっていると

 いいの、いいの、弟のことはいいのって

ヤキモチ焼いて言い寄ってきて、 それがね、

 幼児用の短いスカート履いて、 トコトコと

かわいいもんでした」   



  こんなどこにもいそうなお父さんがあんな

   事件起こしてしまうなんてだれにも

    予想はつかなかった。

    




次回へ続く
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


短編連載小説 トココ 1    3話 (全3話)

2018/08/28 16:04
【by/F.B.C.info】




こんにちはわライターの 早瀬 ちから です。トココまずいことになりました。どうなってしまうのでしょうか。




 【 トココ V 】 (全V)




 ここでやられちゃうの?  超ドピンチ!
 


  うぇいー  金蹴りー、 「ズンー」

「ウウ、」   くるっとまわって   

      バックキック!  

「ガンー」  イテッ、バックルに当た

っちゃった、もう一回、  「ドム」

決まった!   今度は みぞおちー

    どストライク入ったよ。



 あ、電話の男が飛んできた

グルッと見をかわして  バックに回ってと

背骨にパンチ  これ、けっこう効くんだよ

でもまだまだ  おっ、  反ったな。  

そしたらここで膝の裏キックと、「ゴムッ」

こっちもね  「ドムッ」 倒れたぞ。


あーと  ドアの男だ、掴まれそう。

 背高いなぁ、 お、

かがんだな  頭突き!  「イテ」 

  石頭だな  もう1発  「ドコッ」  

「アジー、イター」 頭、亀裂寸前、、

でも退いたな、   ここでずらかりだー  

 と、と、 うぁー滑ったー  ルルー、 

(足回転)  〜アー コイツら、ガラに

似合わずワックスかけるなよ〜 

  「バン、痛、ー」ベタッ、と床に

突っ伏したよ。     うん?

 あー 股の下だ  グー、ラッキーだ!

逃げるぞ  猛ダッシュ… … …


 

 捕まらなかったの。meけっこう足早いの

でもなんかこのままじゃ気がすまない。


…【うー、力みなぎってきた、許さない!】…

  
 ""んーあのボックス""  思い出してきた。

会社の電話回線の修理に立ち合った時、

工事の人が、「こちらからとなりのビルに

線がいってて」 それで一緒に見に行った。

 「このボックスで一緒になって、あー

これに接触していたんですね」 故障の原因

わかってその中で他と違う色の線があって 

質問したら、「このビルにはコンビニが

あるから非常用の通報用の回線でしょ」


 と、そういえばあのビルのとなりにも

コンビニあったな。それって!


わたしこう見えても電話にちょっと詳しい。

  

   夜、お忍びであのビルに行ったよ。

「あ、やっばり隣はコンビニだ。と、

ボックスあけて、あったあったこの線、

えーと あれはピッチだからこっちに

きてるはず、多分どこかの会社契約の

パクって、インチキやってるんだろう」

 お、これだなー と、買ってきたこの

コネクターで両方つなげてと。 「フフフ」




   それでね、うまくいったよ。

まさか警察に詐欺の電話かけるとは思って

なかったでしよ、「ハハハ、超ウケル」

   ビルごとパクられたよ。(笑)
 


あー眠い、昨日の夜間作業がきいたな。

  いまもコンビニへのおつかいだ

一緒にゆで卵いつもの2倍買って、

    今日乗り切ろうっと!!

     

       【完】





【案内役のユーネシアです。 トココ、爽快でした。 次回は 早瀬 ちから さんがヒューマンドラマを披露してくださるそうです。乞うご期待を】

記事へブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 1


短編連載小説 トココ 1    2話 (全3話)

2018/08/21 12:17
【F.BC.info】





こんにちはライターの 早瀬 ちから です。 変わった娘です。 
トココ。 好奇心強いのはいいのですが、ピンチをまねいてしまいました。どうなりますか





  【 トココ U 】 (全V)




ドアが開きかかった。   ヤバイ、走る。  

 あの廊下に出てと、逃げるぞ  

あ、後ろで 

  「いってきます。 コ、コツ、コ、コ」  

 あー、もう出てきたな   

  階段降りるの間に合わない … …  

あ、 これ、目の前、3階への階段があるー 

上がるしかない。「ガタ、ゴト、ガタ、ゴト、

 ああ のぼる階段が別にあったんだ、

   なんだこのビル 、、コ、コ、コツ」   

上がったよ3階建




あの2階の人は出ていったみたいだなー 

ふー、 ひとまずピンチは脱出と、、

今日はハズレの日かな。  どうするんだ

もうーー …… んー  奥のドア開いてるよ

なんか聞こえる、 何人かいるな   

  あー   もう、しょうがないな。 

 興味がリスクに勝っちゃったよ!! 





うーん  「ソロ、ソロ、」と、このドアの

かげにかくれてと…  さて覗いてみると

 あー ヤバ、まじめな感じのメガネだけど

その奥の目つきするどい!    わたし、

いつもはポヨポヨしているけど以外とカンが

きくの。 あやしい  ム、しゃべっている。

  


「あいつらあんなにいらないだろう、3台

あればいいだろうに、持っていきすぎだよ」

 えー、 な、なんだ!  あの携帯の数、

 あれピッチ。 「3ページ、いけ、 ハイ」 

若いの電話を掛けだした。  「こちら・・・

銀行ですが暗証番号が不正アクセスされて…」    

    電話、、詐欺?!

アチャー、、このビル、もしかして


「おい、おまえなにしてる」  ああ!後ろに       
 人が。  集中しすぎた。   うわ!ー

 腕つかまれた。  中に連れられた。


「お、お嬢ちゃん なにしてたの。こんな所で」

ヤバ、全然ヤバ!   「まあ、座って」 


「ずいぶん上まであがってきて、ご苦労さんだね」


    
     確かに苦労はしました。



「んー、OLさんかー  探偵ごっこしてたの?」

  あわ、寄ってきた。 「コッ コツ コ」  

「俺、制服すきなんだよー」   顔! 近、、

  クー、   肩に手かけてきた。  あー 

まずいよ、まずい。  ドアの前にも人が、

   囲まれてる。 うあー、コイツ、

 我が胸に    手伸ばして  

ここでやられちゃうの?

     超ドピンチ!!  
        

         このままだと……








次回へ続く








記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


短編連載小説 トココ 1    1話 (全3話)

2018/08/11 18:07
【by/F.B.C.info】




こんにちはライターの 早瀬 ちから です。今回は可愛いくて、ちょっとかわった女の子の日常物語です。 サッと読みきれますよ




 【 トココ T 】 (全V)



 
 こんにちは。  わたしはトココ。

仕事はしている、ふつうのOL。 

一応肩書は営業アシスタントだけど 

コピーとってとか、郵便だしてきてとか、

たまに営業にいくけどやっているのは、営業さん。


meは、がんばりはいらないの。  同行ってやつ。    
電車乗れて、いろんなとこ行けるから、おもしろいけど、 けっこう歩くからお腹すく。   すきなものはゆでたまご、かじったときのあのむっとした、中身の濃いしつこさがたまらない。      

あ、あと同行でおもしろいのは、営業さんいつもペコペコしてるの 「フフッ」   お客さんに怒られてペコペコ、  愛想笑いでペコペコ。  一生懸命。  会社にいる時とぜんぜんちがうの。   なんか可愛い。



 会社は基本的に、なんか刺激不足ね。 つまらない事務所、でも、、トミハシくんはだけは、ちょっと気になってる! …‥ それだけね。
 

 

 今日は、なんだかだるい1日。  

でも気分はひとつだけいいの。 

それってきょうはいつもになく猫の、

フーチが早起きしてガタガタ走り回って

うるさくて、でわたし目が冴えて、

時間できたから髪をハーフアップにして

三つ編み作ってキチンと後ろでむすんで

一発できまったから。、、、「フフ」


 今もねー、コンビニにものたのまれて外にでてるの。
 
いつもヒールのあまり高くないパンプス履いてて、歩くと人とちがったトコトコっていう音がするんだって、

 だからトココって呼ばれてる。


 
 あ、 芸術!! 
 
ビルの合間から差し込んだ光が

白いワイシャツに跳ね返った、、、、、

後ろ姿だけど 清潔そう、細い黒ズボン、

背高いね。いい感じ。  

少しつけるか。  あ、お金落とした。 お札、 
       
       渡そう!  

 きたないビルに入った。3階建か、

階段上がった。 さてわたしもあがっていく、

2階ね。  オッ、ドア 少し開けたまま、

のぞこう、、、 ふつうの部屋ね、

あの子は、、、あれ? また横のドア開けて、 

またちがう廊下?

  あ、ここの横からも、通路が、、、 あるんだ。

ややこしいな、 行くぞ。   ああ、

それでここのドアに入ったのか、 隠し部屋だな。 

声がする。  


「キャハーきたぜ」  「ドン」  机たたいたな。  「くそーヤケについてるじゃないか」  「このままいけばー生遊んで暮らせるかー」   嫌いじゃない言葉だけど、 ここヤバイなぁ、  ずらかろう。

「キッー」  まずいドアが開きかけた、 

あーあ、 見つかったら





次回へ続く


        
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


時空短編小説  <未来に起こる事はすでに決まっている> 4話(全4)

2018/07/26 22:04
【F.BC.info】





こんにちはライターの 早瀬 ちから です。 さて最終話になりました。 未来の4人は時空と運命に挑戦しました。 いったいどんな事になるのでしょうか 




【 未来に起こる事はすでに決まっている W】(全W)




 暗い空間の中にぽっかりと浮かぶ水色の惑星。  その中の微細な世界で何が行われているか、宇宙の主は知るよしもない。

「あ、また落ちてきた」  オレンジのラインが上から下に空を引き裂いた。   「どっちの国の軍事サテライトだろうね」  「レーザービームで打ち落とされたんだね」  ついに戦火の幕は上っていた。  数々の落下する兵器の破片、その中に妖精のたよりはいまだない。  大国では空も地上も破壊されれば次なる電磁兵器の開発製造に忙しく、未知に送ったマシーンと4つの命の事はほとんど議論されずにいた。  

しかしその中で、 「おじさん、戦争いつ終わるの?」  「んー」  「どんどんひどくなるね。 あの機械に乗ってママは今どうしているんだろう」  「ここよりは平和な所にいると思うよ」  「おじさん、僕たち終わっちゃうの?  やだよ、やだよ、ママの所に行くよ」  「……どうにかしなければ、 あの時の研究所はまだあるのか」



 あの時からたった千年しかたっていない、宇宙の中ではなにも変わっていない星。  そこで宇宙の力を少しかき回し禁断の風に乗って旅を終えた4人が話していた。

 「あなたの最後まであきらめないっていうには敵を作らないで、ということ?」  「戦いはあるけど敵は結果的に出来るもの」  「わたしは今まで敵を作ってきた」  「それは大事なものを守るためにだろう」  「ええ」  もう一人の男が話した「それこそ素敵なことじゃないか」  「でも決して尋常なことじゃなかった、人も傷つけた」  別のおんなが言った「わたしは大きな過ちを犯し大切なものを失った。この先にはなにもないと」  初めの女がつぶやいた「これでよかったのかと」  「んー、真実は時にして意地悪なんだ、後になって教えてくれるんだ」

 この惑星の中枢にはタイムカプセルのことはばれずにいた。 協力した科学者、少数の軍部も沈黙を守っていた。  4人は快適な環境のもとで生活出来た。  ここの住民との適度な接触、元の地球と同じ食事、スポーツ、見聞きなど、どうぞあなたたちの思い通りに暮らして下さい。 どうぞ子孫を増やしてくださいと言わんばかりの健全な毎日を過ごしていた。

 「ああ、わたしたちの地球が終わってしまうなんて、やっぱり運命ってきまっているの? 未来は誰にも変えることが出来ないのかしら」  「いや、変えられる。 ここの住民から人間は死滅したと聞かされた君は悲しみ、ひどく落ち込んだ。 その後、努力奮闘の末メッセージを送った。 そして人類が、君の息子が生きていると信じている君が今ここにいる」  「あー」  「強く信じて疑わない心が未来を作るんだ、変えられるんだよ」  「そうね」



 争いが融和にまさり、暗が明を覆わんとする地球。  大きな大陸の真ん中の草原で輝くひとつのカプセルが発見された。  その話はとなりのT国に伝わり、力にまかせそれは軍部に持ち込まれた。  「主席殿これはあの時のタイムマシーンと同じ物質のようです」  「なに、開けてみろ」  その中には人類の危機が強く語られている文章があった。  「名前があります」  「なんとあの時の4人ではないか、彼らが送ってきたというのか」  そこには的確に捉えた現状と未来から見たこの世の果ての姿が。  天使の贈り物は届いた。まだ間に合った。   
 その信憑性に心を動かされた君主はこれは大変なことだ、敵国に伝えなければと。  しかし君主ともなれば単純ではない。 「だがこれは敵国の陰謀ではないか、やろうと思えば、」  そうなやみあぐねていると「主席殿、システムの2ヶ月先が具象されません、原因はまったくわかりません」  「なに」  専用室に引きこもり考え込んだ。  「未来が見えない、無いということか?」  あの4人に含まれていた国、カプセルの中のその敵国の文字、それをじっと見つめる。  「あの国と争っている場合ではないのか」  また文字を見つめる。  遠い昔の回想「前の戦争であの国に撃たれた父」  憎悪が理性を崩し始める。  敵国の文字と未来システム障害、妨害の文字がだぶる。  自国の行方。  手足が震えだした。 机が振動する。 「うー憎き・・・・やつらの思いどおりにはさせない」 
運命の切り札は握りつぶされた。


 もうひとつの大国。     地上基地はビーム攻撃を受け、天の攻撃サテライトの数は敵国同様激減していた。  悪魔の雨が各地で降る中、いくつかの小さな空間変異が見られた。  縦に上る異常な雲をともなって、まるで船を送り出すかのように。     
「閣下、ひと月前から敵国の攻撃が激しくなっています」  「わかっておる」  「ここで相手の地上基地を全部潰せば残っているこちらの地上攻撃で今なら敵サテライトを全滅させることができます」  「それはそうだろうがこちらのサテライトだけでは相手基地を全滅させることは無理だろう」  「そのとうりです」  軍部長官はトップから目を離さない。  「まさかお前、あれを使うと?」  「この先はシーソーゲーム、製造力の勝っている敵が有利になるのでは」  「だがそれは」  「今や連合国の体力も衰えています。  我々の最新SLBMと大気圏攻撃核で一揆に先に潰せます。 このまま行けばそれぞれの国の、いや世界の危機です」  「世界の危機」      
 
 参謀が駆け込んできた。  「閣下、加速次元層システムの1ヶ月先が具現化出来ません」  「なんだと」  「周辺システムの異常も見あたらず、もしや妨害では」  その後別の幹部が、「地上基地攻撃システムに異常が、サテライトの半数が作動不良をおこしています」  「んー」  そしてこの国のトップも執務室に入り込み頭を抱えた。  「この世の危機」  机の上の家族の写真を見つめる。 シーソーゲーム、敵国との体力差。  しかしここで白旗は振れない。  「ただ一度あの国に使い、もう人類の過ちは犯すまいと。 しかしこれから先は人類の危機、 使うなら今が最後の機会なのか、だがこちらも無傷ではいられないぞ」  もう一度写真を見る、子供が笑っている。  「私はどうなってもいい、子供達の将来が、命を守らなければならない。 終わらせなければならない。 なぜなら・・・・イズ、ナンバーワンだから」

 長官が呼ばれた。「要人、子供たちをすぐさま核シェルターへ」      核は打たれた。  T国の応戦は激しかった。  それは本格全面戦争、2大国家だけの思惑どおりには行かず、全世界の人は巻き込まれ、1か月後命尽き、シェルターの期限切れから外に出た人達は皆、諦めない悪魔の空気に襲われて世界は死滅した。


 新生物が調査の為にタイムマシーンを過去に送ったから、その結果人類は滅亡した。 今を決定する選択肢が未来にあった。 なにかおかしい。 ではマシーンを送らなかったなら人間は滅びず新生物は未来の地球にいない。 いないはずなのに送らないことを決定できた。 あれ?    おかしくないですよ。 タラ、レバはこの世に存在しない。 タイムマシーンは送るしかなかった。 だからどんなことをしても今は未来に起こることを変えられないというお話です。    


                          【完】



 案内役のユーネシアです。 今回は少し長めのストーリーで早瀬さんにはいくらかがんばっていただいたようです。。  最後にきて頭を混乱させてしまったなら、お詫びいたしますとおっしゃっていました。  お話の世界、ファンタジーを楽しんでいただけたでしょうか。   さて次回も早瀬ちからさんが、今度は超現実的な物語を届けてくれるそうです。乞うご期待を。



















記事へ驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


時空短編小説  <未来に起こる事はすでに決まっている> 3話(全4)

2018/07/12 18:59
【F.BC.info】





こんにちはライターの 早瀬 ちから です。 さて異世界にたどり着いた4人は起死回生の策を見出したようですね。 いったいどんな事を… 





【 未来に起こる事はすでに決まっている V】(全W)

 


 永遠に澄み渡って、無限に淀んだこの宇宙の片隅に小さな惑星がある。 豊かさを包容した海と変化に富んだ陸地、それらを透明な気体が包み、命という奇跡に許可を与えて数10億年。 ここにせわしく考えカツカツ動き回る人間という生き物が宇宙の掟にたくらみをくわだてていた。   「組み立てろって言われてもこんな物質ありません、 分析して生み出せ。  こんな化学式ありえません、 実現しろ」 
不可能を見つけると喜んで取り付くこの生物はついに未知からの贈り物を形あるものにした。 「こうして見ると大きいな」 「3Dに映し出されたものとはスケールが」 「4人もの人間を、いったいどこへ、どんなになってしまうのだろう」 
 6枚の3角形に包まれた1部屋ほどの物体は発射場に移され、世界が見守る中、ついに発射の時を迎えた。 ボタンは押された。 空間に大きな衝撃波を満たし残像をわずかに残しながら、やがて未知なる時空に送られていった。 
「やってのけましたね。ここでひと休みしたいところですがこれから軍の研究部隊ですね」  「ああ、まったく、休む暇なしだよ。 われわれは位相物理班、彼らは電波兵器班だ」  「以前からの研究開発でもう宇宙ステーションからのレーザビーム攻撃と防御をかなり正確なまでに」  「んー、国も電磁波には多大な予算をさいているからなあ、あのカプセルがもたらした技術のおかげだ」  「われわれの行く先もかなり入れ込んでいるみたいですがね」

それから時が経ち位相物理班と軍部のトップ合同会議の場では、   「マシーンの技術者達との合流で相互浸透次元の究明は果された。ご苦労様、では開発部長どうぞ」  「はい、われわれの量子力学を基にして波動関数の収縮を利用して代替系列の相関より加速次元層具象化システムはすでに稼動しそこから…」  「よろしい、その後は私から報告しよう。 T国のサテライト攻撃能力は3ヶ月後われわれの水準を上回っている、防御波基地数12、我国排他的経済水域下鉱脈発掘90万Ku……」  「それは見過ごせませんな! すぐさま対抗措置を」     なんとマシーン開発技術のおかげで敵国の将来が、未来を見ることが可能になっていたのだ。  敵国もしかり、本来分らない事が分かってしまう。 この技術を基に戦術倍倍ゲームは加速して行き、衝突が多発し戦いの火蓋が切られる危うさが迫っていた。

 

時空を駆け抜けた先の、4人が異生物と暮らす未来の地球。      「こんなことになってしまって今思うよ、やり直すことが出来たら妻と正面から向き合って最初から…」  「結婚していたの?」女が言った  「私は倒産して行き詰った。 しかし事業は引き継いでやって行くと将来ある社員達が約束してくれた。だからこの道を選んだ、この報酬もいくらか会社の役に立つだろうし」もう一人の男が話すと、 「わたしたち選抜の時からお互いプライベートな事は知らされず、話す機会もなかったわね」別の女が言った。  「子供がいるのよ、わたしの子供が、地球に。 命って尊いはね、こんな所にいてあらためて思うわ、 どんなに科学が発達してもそれだけでは命は作り出すことはできない」      
「ならば事を起こそう、やつらがいう事は結論だ、真実ではない。 いいかこれは宇宙に対する命の挑戦だ」  ……  「なんと、そんなことは無理だ」  「なぜ?」  「直面する事に対して私は成功だと思うまで諦めない、だから成功しかないんだよ」

計画は緻密に練られ、実行に移された。

「われわれも連れて行かれたあの場所が研究の中枢のようだ」 「あそこへのアクセスキーはコピーさせてもらった、武器の用意はいいね」  「では、最初にだれが、」  「わたしが行く」女性が言った。 「これはとても危険な事なんだよ」  「だからわたしが行く」   「え、」   「わたしはどうなってもいいの、このプロジェクトに参加した時から覚悟はできている。 でもわたしの子はわたしの命を受け継いでこれから生きるの、その権利をもらって産まれたの。 どんなにかけ離れたところにいても。 だからわたしが今やらなければならないの」           突入する。 だれもいない。 技術、ノウハウを盗み出す。  だがこの惑星の3人の科学者が奥の方にいた。 男が武器を向けた。 前から彼らを注視していた彼女がそれを静止し、与えられていた翻訳機で話しかけた。 「タイムマシンを作りたいの。 それを地球に、人類が危ないというメッセージを乗せて、 救いたいの、わたしの子供を」 

数ヵ月後光るマシーンがそこにあった。     「なぜあそこで話しかけたんだ?」   「あんな閑散とした所に3人だけ、しかもひそひそ話していた、なんか少し悲しそうな、感じたわ、私と通じるなにか」   「この星の中枢にも反主流派がいたなんて、 しかも、もし人類が滅亡しなければこの惑星の今がどうなるか知りたい、だなんて」  「軍部の1部が協力してくれたのは大きかった、本体に気付かれづにここまでこれた」 「どこにも少数派はいるものよ」 救世主の指はスイッチの上に置かれた。  「わたしたちの願い。 届け」



次回へ続く



                 

記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 1


時空短編小説  <未来に起こる事はすでに決まっている> 2話(全4)

2018/07/07 20:20
【F.BC.info】




こんにちはライターの 早瀬 ちから です。 お待たせしました、第2話です。 前回はほぼ背景説明でしたが、これからはぐんぐん踏み込んでいきますので、どうぞお楽しみください。





【 未来に起こる事はすでに決まっている U】(全W)






大変なものが到着した地球。 もはやこれはどこかの地球外生物がメッセージとして落としたものではないかと考えられた。        「博士、まずはこの多量な文章を解読することから…」  「んーカプセルをあけるため得た以前のノウハウがあるからそう困難なことではないだろう」      
そして……  「博士、解読が完了しました。 大変です。 これは一緒にあった設計図を説明する文章です」  「ほうー、設計図の。 なんの設計図なのだ」   「それが、とんでもないもののようで、それで分かったのはあの数種類の金属のようなものは設計図にある構造体の大部分をしめる物質の実物であり、なんとそれらは映し出されたあの物体を作成するためのツールのようなので、」  「なに、あれを組み立てる?」  「ええ、しかもその内容は現科学技術水準の上を行くものだらけで…」  「うー、どうやら、これはー、 えらいものを抱え込んでしまったようだ。あの未知なるものを作れということか、 いったいなぜ、なんのために、どんな生物が」                
この結果は世界の要人を集めた会議で検討され、その意図は分からずも、人類の挑戦ととらえ、旺盛な追求心、達成意欲の元で全世界の技術、資金を結集させてあの物を組み立てるということに結論づけされた。

 
 さて、こちらは未知なる物体どころではなく未知なる生物がやってきたあの惑星。      自分達とは違う形をした生き物を目の前にして驚きと戸惑いが。  そして蘇生した4体の生き物は口のような器官を動かし声を発した。 その意味は進んだ翻訳ノウハウで訳された。   「ココワ、ドコ、アナタタチハ」  その生き物はぎこちない動きであたりを見回し、お互いをかばうようにして不安な様子。  「ウー、イマワ、イツ、ナントイウ」   この遭遇には惑星の住民に大きな驚愕が、しかしそれにまさる興味も存在した。  そのわけは、実はとても科学が進んだこの惑星の生物は驚くべきもくろみをもってして目の前の生き物を受け入れたのである。

 そのプロジェクトで過去に交わされた彼らの会話とは、  「平行次元の相互浸透は遠い昔の話だ」  「そう、我々は多元宇宙の自発的対称性の破裂時に発生する分裂世界を行き来して未来にも過去にも」  「物はそれでいい、だが生物はもはやインフレーションにおける量子重力波のプレッシャーには耐えられるようにはなったが、さかのぼる時限位相には…」  「現段階では生ものは過去にはNOか。 それと我々のタイムマシンもデフレーション過程でのいわゆる複数泡の突破に耐えられない、現段階では」  「確かに」           
なんと彼らは異なる時空の枠組みを応用して同じ場所の未来、過去に移送する科学をすでに得ていたのである。    「ではどのようにして、ここにどんな生命体が存在していて、なぜ消滅したかの正しい検証を」  「生き証人を」  「んー」  「タイムマシーン自体が無理なら情報物質を過去に送る、その生物と我々の知能が交われる媒体を乗せて」  「ほう」  「そこでマシンを作らせてその生物をこちらに移送させるんだよ」  「あーそれは……   製作できるのか、しかもその生物が消滅する前の近い時間におくらないと、そして正しくこの場所へ戻さないと、願わくば我々が生きているうちに」  「いくつかの難関があるな、ひとつ間違えれば異元宇宙のもくずだ」

 現れた生物は詳しく調べられ結果が出た。 そう、彼らは見事にやってのけたのである。 タイムマシンはこの星の原住民を乗せて時の流れを加速して正確に帰還した。 今まさにこの大切なお客様からこの天体の謎が解き明かされようとしていた。     「体調はいかがですか、ご気分は?」 「アー、ワルクハナイデス」 「あなた方は時間を飛び越えて今、同じ星にいるんですよ。あなたたちの暦でいうと今はおよそ3000年です」  「ウー、ナント、ソンナコトガ」      当然理解できず困惑した元の住民は丁寧に現実を説明され、ようやく落ち着きをとりもどし、未来人の過去への検証へ協力した。         「アルダケノギジュツヲケッシュウシテ、コノキカイヲセイゾウシテ、ワレワレハノリコミマシタ。 ソノギジュツノオカゲデカガクガススミ、デンジハエネルギーナドノオウヨウワエンジュクシマシタ」  「なるほど、そしてあなた方が立つ時の世の中の状況は?」  「ニタイコクガキョウダイニナリ、フオンナドウセイガセカイヲシハイシテイマシタ」  「おう、それは。 もしや」     
 新住民は驚き、奮起し解明をすすめた。 そしてさらなる丹念な聞き取りと現惑星での重力波などによる破壊の痕跡や微量の放射能などの緻密な調査データーを併せ持って、元生物の滅亡はなんとお互いの戦いの果てであるという結論を導き出した。  それを正しく論証され、自分たちがその後他から移り住んだ生物であることもさとされた男女各2名の過去からのお客様は時間をかけた末、納得に至り大きな落胆と絶望を背負った。 出産経験のある若い女性達を含む明晰で健全な選び抜かれた4人は、 「ウケトメガタイガシンジツナノダ。 アー、
ノコシテキタカゾクガ、 コドモタチガ……」         
その後生活を保障された意志の強い勇気あるメンバーはお互い話し合った。 「モウドウシヨウモナイコトナノカ、ワレワレヨンメイダケガコンナミライニ」 そして長くて深い憂いの末とんでもない策略を見出したのである。   「ソレニカケヨウ、ソレガセイコウシタノナラバ」
高知能生物が生息する未知なる惑星に希少な希望と躍動が芽生え生きづいた。


次回へ続く
    
記事へ驚いた ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0


時空短編小説  <未来に起こる事はすでに決まっている> 1話(全4)

2018/06/17 16:58
【F.BC.info】




こんにちはライターの 早瀬 ちから です。 もしタイムマシーンが出来たら未来にはいけるが過去にはいけない、なぜなら歴史がかえられてしまうから、と言われます。 また映画や小説に未来のことを知ってしまい、それが悪い事なので今から道を選び直し結果を変えるというのがありますが、ここでは違って未来に起こることはどんなことをしても変える事は出来ないというお話です。しばしの間お付き合い下さい。 





【 未来に起こる事はすでに決まっている T】(全W




 

ある中東の砂漠に銀色の人ほどの大きさのカプセルが落下した。 それは異様な光を放ち周囲の砂をエキゾチックな色に染めていた。 そのカプセルは信号を発信していてそれを感知した国の軍隊がすみやかに回収し、正体を調べにかかった。 
その物体は金属のようで違うようで、外側を開けるためにさまざまな方法をとったがどうしても開けることが出来なかった。 さらに表面には得体の知れない文字が刻まれていて、これは重大な事ではないかと大騒ぎになった。 そこでその国とつながりがある大国へ連絡を取り解明を依頼した。 

 大国に運ばれたカプセルは軍隊、科学者に丹念に調べられた。 外側の物質は地球上のどこにも存在しないもので、難解な文字も歴史上どの地域にもないものだった。 学者は自国にとどまらず世界中からトップクラスの研究者を呼び集め、科学のすいを尽くし事にあたった。 また宇宙から日夜届くあらゆる信号やその他解明につながる事象を調べまくった。 
そして長い年月の末ようやくその文字のおおよその意味が理解できるようになった。 その内容はなんとこのカプセルを開ける方法のようだった。 その方法とはある種の素粒子と電磁波を用いて超自然現象を実現して行うもので、現代の科学技術の最先端の一歩先をいくものだった。

 どうやらこの物体は地球上のものではなく宇宙から飛来したものではないかと結論づけられ、世界中の国家中枢、科学者達は興奮し実現に向けて全力を尽くした。 そしてようやくこの未知なるカプセルを開ける日が訪れた。 その現場はある特殊環境状態におかれ周囲には高エネルギーの発射装置がそなえられ、関係者たちは安全な場所から見守った。 
そしてついに開始のボタンが押された。 物体はものすごい光に囲まれ、やがて周囲が白くまた銀色もおびた霧の様なものに包まれ、その後防御された人達にもある圧力さえ感じさせる変異事象が生じた。 色、形状さえも変化するような位相状態がしばらく続きそして静まっていった。

 さて、もやが晴れてきた。  そしてそこに現れたものは!!  その情景に関係者達全員は絶大なる驚愕と大きなため息をもらした。 なんとそこには中心に3Dのような状態に映し出された物体が、そばには金属のサンプルのような物が、そしてカプセルに彫られていた文字で構成された文章と設計図のような物が存在していたのである。

 

 話しは変わり、ここは地球暦で言えばおよそ3000年。 ある惑星に生物が営んでいた。 その文明はかなり高度に発展していて、核はおろか物質、エネルギー、ダークマター、宇宙次元など謎へ挑戦しているとても知的なものであった。 彼らは元々ほかの天体にいたがある危機的なことが起き、この惑星に移り住んだ。 
高い科学力で生きれる環境を作り出し生活圏を確立し、学問科学、文化を形成していったのである。 またこの惑星が過去にどのような風であったかの研究もされていて、おおよその事は分かっていて以前に生物が存在していたこと、ある程度の文明を有していたなども解明されていた。 しかしその生き物が正確にどんな生態をしていたのか、なぜいなくなったのかなどの謎は解けずにいた。
 
 そんな中、この生物にとって画期的なニュースーが広まった。 ある物体が宇宙から飛来し研究機関に引き取られたというものだった。 それは三角錐を上下に合わせ、どの面も同じ面積を持った6枚の三角形で形成された金属のような物で、大きさは地球でいえば家の1部屋ぐらいで怪しい光を放っていた。 
それはすぐに開けようとされ、さほどの困難もなく実現した。 そこでは大きな驚きというよりも待ちに待ったものがついに現れたという感動が支配していた。 そして中からはなんとライフスーツに包まれた生き物が現れたのである。 その4体は生命維持のため仮死状態のようになっていたが手馴れた行程で蘇生の処置がなされその生命体は息を吹き返した。 
 
この星の生物はすでに広い宇宙の中でいくつかの天体の知的生物とのコミュニケーションを持っていてお互いの行き来も可能となっていて、さらに時間を超越したある種の移動も可能にしていた。  しかしこの出来事は現時点においてのすべての科学技術を集結して、物質と宇宙、時限、さらには生命との究極的とも言える関わりに挑戦したものであった。 動き出した生命体はスーツを脱ぎ、頭部の覆いをとった。 そこには2本の足で立ち、2本の手のようなもの、中心に胴体、一番上には対になった感受器官を有した生き物がいた。



次回へ続く
  
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


ファンタジー短編小説  瑠美 3話(全3) 

2018/05/24 18:11
【F.BC.info】


こんにちはライターの 早瀬 ちから です。 もう最終話になりました。 短編は早いですね。 それだけにさらっと読めるのでどうでしょうか。  “瑠美の身にトラブルが、そのあとこんな展開が待っていたのです”



                    【 瑠美 V話 】 (全V)


 そこでなんと信じがたいことが起きたのだ!   エッチなことをされた瑠美が表情も変えずにそのままやりすごしたのだ。  嫌がらなかったのだ。  それを見た別のファンは当然驚いた。  彼らにはその出来事がスローモーションのようにその脳裏に焼きついた。  その話が伝わりその手のファンがまねをし始めたが彼女はかまわずやり過ごした。  さらに多くのファンに取り囲まれたこともあった。  そうなれば物理的に先に進まないので身体能力のすぐれた瑠美はさらっと身をこなし固まりを器用にすり抜けた.  そんなところがまたうけて、そのことがアイドル神話となって広まりさらに多くの人気を獲得していった。  勢いづいた瑠美は誰一人アンドロイドであるという疑いを持たない中で、スケールの大きなニュースターとしてトップの座へと上り詰めていった。

 渡航して2ヶ月が過ぎようとしている頃、あの国の王様が取引企業の者から外国でのアイドル騒ぎの話を聞き、その映像をみてそれがクララであることを知った。  王様はとても驚き何たることかと強い怒りをおぼえた。  と同時にアンドロイドにこんな裏切りができるものなのかと疑問をいだき、どうしてやろうかと考えあぐねた。

 一方瑠美はデビューの頃から態度が変わらないとの印象も良く、アイドルファン以外の人気も集め揺ぎ無い地位を確保していった。  芸能界では頂点を極めたらあとは守りに転じる、まわりは1番を狙っている。 上を目指すだけではない。  そのような空気に多くの人をよろこばせ、より強く好かれるという瑠美の中の向上ソフトがやり場を探しはじめていた。
 そんな中やはりこんなことが起きてしまった。   絶大な人気に嫉妬した人間のアイドルが瑠美の悪口を言いふらし始めたのだ。  「あの子なんか変、不感症じゃない?」  そうするとほかのアイドル達が追い討ちをかける。  「変態、気持ち悪い!」  その悪意にほだされて、いままで瑠美の人気に押されていた芸能人たちの中にも陰口をたたく者が現れた。  「あんなことされてどうして拒否しないのか」、何故という疑問が頭をもたげはじめたのである。  基本的にポジティブに設計された彼女の肩にクエスチョンマークが引っかかった。
 
 芸能人の罵倒はメディアにも乗り、ファンの間にも「冷たい、気持ちが読めない」などと口走るものが現れ始めた。  人気に陰りが出始めた。  それでも瑠美の振る舞いは変わらない。  感動を与えようと、ひとの気持ちを理解しようと努めた。  しかしそれとは裏腹に人が集まれば中傷と勝手なうわさが舞った。  あたかも貯めこんだ心の“おり”を吐き出すかのごとく、たわむれは彼女のパーソナリティーを傷つけ、負のイメージ育てていった。
 ファンはそっぽを向き、加速するように人気は下がり続けた。  瑠美にはなぜこんな急展開になったのか分からない、魅惑的なターコイズブルーの瞳の深い輝きは変わらないのに…… 人の移ろう心というものは彼女の分析能力の枠を超えていた。  離れていったものは戻らずそんな状況に断念した瑠美は帰国を決心した。
  
 銀色のマシーンは近づいた陽光を翼に受けながら人の形をした精密な機械を乗せて白い雲海を滑るように西へ向かう。  瑠美の頭脳には「未達成」のログが始めて焼き付けられた。  巧妙な人間は技術者にいくつかの感情回路を瑠美に決して組み込ませなかった。  人々に喜びを与える為に作られた瑠美、もし彼女に逆に「嬉しいという感情」を共感するにとどまらず受けいれるごく小さなチップが植え込まれていたなら、その先にちがうストーリーが展開していただろう。

 帰国して皇室に戻ったクララを見た王様は、ガッと目を見開き「おまえ、どんな面を下げて、恥ずかしくないのか」と叫んだ。  それに対してクララは平然と首をかしげた。


                                             【完】



 案内役のユーネシアです。メカ頭脳が意思をもったら、というSFはよくありますが、恥という文化が根付いた国ではロボットは人との対話で最終点までは到達出来ないのでしょうかね。あとこの小説を読んでちょっと瑠美サイドの気持になりました、彼女は人間ではないのに不思議ですね。    さて次回も早瀬ちからさんが、グッとくる物語を届けてくれるそうです。乞うご期待を。  Fin presentforrumi































記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 2


ファンタジー短編小説  瑠美 2話(全3)

2018/05/20 16:00
【by/F.B.C.info】



こんにちはライターの 早瀬 ちから です。早くも昨日に続いて第2話! さらに ワクワク度上昇です “ なんとクララはこんな手を打ってきたのです”



                   【 瑠美 U 】 (全V)



 クララは思い切って王様にこう打ち明けた。    「偉大なる大王様、この身においておそれ多くも願い事があるのです。今のままでは私の行いに限界があります。もっと高度な介護技術を身につけて皇室の方々により大きな喜びをほどこしたいのです。その為には医療の知識が必要なのです」 澄んだ目がさらに熱く語りかける。  「この国ではわたしたちには医療行為が許されていません。外国に勉強に行かせてください」  王様は驚いた。と同時にある思いも頭をよぎった。丁寧さ、正確さにおいては、医者の手にまさっている。これに医学の知識が加わればと感じたことがあった。  しかしこの国の定めをかえるのは、時期尚早と。 一方クララがそのようにして技術を持ち帰り皇室内でまず試してみて、うまくいくようであれば医療が充実してるとはいえないこの国の現状を改善できるのではないか、さらには自国でのロボット・アンドロイド産業の発展のきっかけになるのではないかとも考えた。 
 王様は口を開いた。「クララよ、そこまで……おまえはさすがじゃのう、 で行きたい国というのはおまえのことだ、もう決まっているのだろう」  クララの答えはなんと彼女の製造国であった。  王様はこう返した 「クララよ、あの国はロボットが幅広く活躍しているが、特に外国からのアンドロイドの流入には強い規制があるのだぞ」 それに対してはすでに対策済みの利口な彼女はこういった。 「人として行かせてほしいのです」  その国との親交の深さから皇室の人間の入国に対しての特別な計らいがあるのをクララは知っていた。 ほとんど審査、検査無しの扱い、しかも見かけも精巧に作られた彼女は顔立ちだけをその国ふうに少し変えれば人間として問題なしと。
 王様は考えた。クララの可能性、献身的な姿勢、自国の発展。彼にしてみれば国の定めを変えることの容易さ。 そして王様を見つめる真剣なまなざしが最後に心を動かした。「3ヶ月だけだぞ、終えたらすぐにもどってくるんだ」 人間にはあまりにも短いその期間も彼女にとっては十分であった。  クララは深く頭を下げ、次の週にはもう人として旅立った。案の定入国もすんなりと済み、その地を踏んだらこちらのもの。  すぐに行動に移す。その足は医療機関ではなく芸能プロダクションへ。その容姿、すでに研究済みのふるまいはプロダクション所属の結果にすぐさま結びついた。
 そこで付けられた芸名は「瑠美」  彼女は思ったとおりその美貌と素質、歌もパフォーマンスも取得の早さ。 そして異国の匂いを残したエキゾチックな風情からどんどん人気をあつめていった。  ハードスケジュールも全然つらくない。 あっという間に大勢のファンを獲得し、人々は優美な姿と歌声に酔いしれた。  その姿を見て瑠美もまた共感を得た。
   そんな順調な日々の中、ファンとのふれあいの会場である事件が起きた。一人のファンが瑠美にエッチな行いをしたのだ。 それを見て付き人はそのファンを引き離した。そこでなんと信じがたいことがおきたのだ!

次回へ続く






















記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


ファンタジー短編小説  瑠美 1話(全3)  

2018/05/19 19:54
〈by/F.B.C. info〉




こんにちはライターの 早瀬 ちから です。 今回は不思議にして、さりげなく切ない物語です。短編なのでワクワクしながらすぐに読み切れてしまいますよ。


                     【 瑠美 T 】 (全V)


 そこは科学技術が進歩した社会。  ロボットがいろいろな分野で活躍するようになり、その中でもアンドロイド型が人とのやりとりにおいて主役となっていた。 介護の分野では人はほとんど労働をすることなく、中でも高度な水準のアンドロイドが多くの業務を担っていた。
 その現場では相手の感情を理解することがもっとも重要とされるので彼らは、うれしい、苦しい、好き、といった基本的な人間の感情を共感できるように作られていた。 輸出も盛んに行われていて特に金持ちの国はその需要が多く、その製造国と友好関係にあるアラブの王国の皇室で輸入された女性型のアンドロイドが働いていた。
 その名前は 「クララ」。   彼女はとても精巧に作られていてかつ美しい面持ちをしていた。洗練された顔の作り、そこに共存するわずかなあどけなさ、そして人の気持ちを躍動させる魅力をかねそろえていた。 仕事ぶりも高く評価されていて皇室内ではとても王様にかわいがられていた。 さらにクララには合格点をとることによって次にはより高い目標を目指すというソフトウエアーが埋め込まれていた。
 いくつかの人間感情を共感できる彼女はそのソフトと高度なメカニズムをもってして、より多くの人をより強く喜ばせる、好かれるようになる、という目的が最上階に位置するように自然とコアな部分で形成されていった。

 ある日彼女は外国の情報に目をとめた。そこでは女性アイドルが何百万という人を深く感動させているシーンがあった。 そのアイドルは魅力的だった。 でもクララの目にはアイドルの器量よりも自分のそれが勝っていると映った。 クララの中で介護職に従事するという仕切りは最上階に位置するコアによって取り払われた。 そしてなんと彼女のソフトはこの場を卒業して芸能の世界でのステップアップというカリュキラムを行動メイン回路に投入した。
 その国ではアンドロイドは情緒を売り物にする行いや、医療行為なども禁止されていて発覚したときはすぐに解体廃棄されてしまうことをクララは知っていた。  そこでクララはあの外国の情報を入手した。 行政をはじめ文化、人々の生活等々。 そこではアンドロイドは芸能活動や簡単な医療行為もこなしていて規制がゆるいことを知った。  しかしそれとともに知ったのはアンドロイドは人と同じ結果を出しても同じ目では当然見られず、残念なことにワンランク下の評価しか得られていない状況であった。

 そこで高度な知能を持ったクララはある作戦を練り思い切って王様にこう打ち明けた。

次回へ続く

記事へ面白い ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 1


月別リンク

ユーネシア/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる